食べるタイミングや食べ方次第でヨーグルトの効果が変わるって本当?
「発酵食品だから」「腸に良いと聞いたから」との理由で、腸活の一環としてヨーグルトを積極的に食べている方は多いのではないでしょうか。確かにヨーグルトには腸の善玉菌を活性化させる乳酸菌が多く含まれているので、腸活に有効な食材です。しかし、食べるタイミングや食べ方を間違えたままでいると、効果が半減してしまいます。ヨーグルトを食べる際には、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
ヨーグルトを食べる最適なタイミングとは?
ヨーグルトを食べるタイミングは、食後2~3時間経過してからがおすすめです。なぜなら、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は胃酸や胆汁に弱く、おすすめのタイミング以外では生きたまま腸に届けることができないからです。
ヨーグルトは冷蔵庫から出してすぐ食べることができるので、その手軽さから朝食代わりとして食べる方は多いのではないでしょうか。しかし、長い睡眠時間を経て空腹となっている朝食前は一日の中でも最も胃酸の分泌が多いタイミングです。そのため、朝食にヨーグルトだけを食べてもほとんどの乳酸菌が死滅してしまい、実際としてはあまり腸活には役立っていないのです。もし朝食にヨーグルトを食べるなら、他のものを食べて胃酸の分泌が少なくなってから最後に食べるようにしましょう。
ヨーグルトを食べる理想的なタイミングは、食後2~3時間経過してからです。その頃になると胃酸や胆汁の分泌が落ち着いてくるので、乳酸菌を腸まで届けやすくなります。そのため、集中力が途切れてきた間食タイムにこそヨーグルトを食べることをおすすめします。乳酸菌の働きをサポートする食物繊維が豊富なフルーツやオリゴ糖が含まれるハチミツなどと一緒に食べるのもおすすめです。適度な満足感がありながら口の中がさっぱりとして、新しいアイディアが浮かんでくるかもしれません。
同じヨーグルトをまずは1週間続けて食べよう
スーパーのヨーグルトコーナーに行くと、実にさまざまな種類のものが販売されています。商品によって配合されている乳酸菌の種類が違いますが、どれが自分に合うのか分からない方も多いのではないでしょうか。自分の腸内環境を整えてくれるヨーグルトを探すなら、まずは1週間食べ続けてみましょう。
いろんな商品のヨーグルトをかわるがわる食べている方がいますが、それでは効果を感じることが難しくなってしまいます。一方で、同じ商品を1週間食べ続けてみて、5日目あたりから強くいきまなくても自然に排便できるようになったり、便のにおいも軽減して体の調子の良さを感じられるなら、自分に合ったものと言えるでしょう。こうして自分の腸に合うヨーグルトが見つかったら、その乳酸菌を摂取するためにこれからも食べ続けましょう。
もし、1週間食べても何の変化も見られなかったなら、そのヨーグルトに含まれる乳酸菌はあなたの腸に合わなかったということです。自分の腸に合うヨーグルトが見つかるまで、1週間チャレンジを続けましょう。