腸活は腸のゴールデンタイムに

肌トラブルの原因は腸にある

スキンケアには気を使っているのに、肌荒れや吹き出物ができてなかなか治らない…といった悩みを持つ女性は多いです。ちょっと高めのスキンケア化粧品を買って使っているのに、一向に良くならないような場合、もしかしたら腸に原因があるのかもしれません。

肌の状態は腸内環境を表していると言われるほど、肌と腸は密接な関係です。腸内環境が乱れ、悪玉菌が増えてくると腸内環境が悪化し、便秘しやすくなります。便秘になると腸内に腐敗物質が多くなり、血管を通って体全体を巡るために、肌トラブルが起こりやすくなります。腸内に腐敗物質を増やさないためにも、腸内環境を整えて、便秘を改善しなければならないのです。

 

腸にもゴールデンタイムがある

体内の細胞や組織が修復されて、再生される時間帯をゴールデンタイムと言います。肌のゴールデンタイムがあることは多くの女性がご存じかもしれませんが、腸にもゴールデンタイムがあります。腸のゴールデンタイムは、朝起きてから15~19時間後とされており、朝6時に起きたとすると、夜9時から深夜1時がゴールデンタイムです。この時間帯は肌のゴールデンタイムと同じなので、肌と腸を休ませる時間と理解しておきましょう。

腸のゴールデンタイムは、副交感神経が一番高まるタイミングで、腸が活性化します。この間に腸を活性化させるためには、夕食後にヨーグルトを食べることをおすすめします。夜にヨーグルトを食べると、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が働いて、ちょうどゴールデンタイムに活性化するのです。こうして腸内環境が整ってくると、有害物質や老廃物をスムーズに排出することができます。ただし、寝る直前に食べるのは、太りやすくなるので良くありません。布団に入る2時間前までに食べ終わるようにしましょう。

 

夜ヨーグルトは理想的な腸活スタイル

ヨーグルトと言えば朝食のイメージで、実際に朝食に食べている人が多いです。しかし、ゴールデンタイムを有効に使うためにも、夜にヨーグルトを食べる生活にしましょう。腸内環境がかなり悪化していると自覚がある人は、朝と夜に100gずつ程度のヨーグルトを食べると良いです。しかし、腸内環境が悪い人が急に朝にヨーグルトを食べると、お腹に膨満感を覚えることがあります。そんな場合は夜ヨーグルトから始め、腸内環境が整ってきたら、朝と夜に食べるようにします。

ヨーグルトを1日食べたからといって、すぐに腸内環境が整うわけではありません。毎日の習慣にすること、続けることが大切です。それと同時に、生活習慣の見直しもしましょう。

おいしく食べて、楽しく続けるのが長続きする腸活のコツです。ヨーグルトも朝と夜に食べる種類を変えてみたり、味を変えてみたり、いろいろ工夫をすれば飽きません。おいしい薬だと思えば続けられます。腸だけでなく、全身が美しくなれるのですから、ぜひ習慣として続けてください。