不快な膨満感には腸活がオススメ

お腹が張って苦しい時

お腹がパンパンに張って苦しいということはないでしょうか。食べ過ぎ飲み過ぎの後というならわかりますが、そうでもないのに苦しいほどお腹が張ることがあります。このような不快な症状は腹部膨満感、胃部膨満感などといって、空気をたくさんのみ込んだり、腸の中にガスが溜まるなどさまざまな原因が考えられます。

食事をした後、消化管の中でガスが発生するのはごく普通のことです。健康な状態であれば、発生したガスはげっぷやおならになって体外に排出されるので大きな問題とはなりません。しかし、発生したガスがスムーズに排出されずにいつまでも体内に留まると不快な症状になって現われてきます。また、ガスが異常なほどたくさん発生すれば排出が間に合わなくなってしまうということもあるでしょう。例えば腸内のバランスが乱れると悪玉菌が増えてガスが大量発生することがありますし、サツマイモなど食物繊維たっぷりの食品を取りすぎてもガスの大量発生につながります。

それから、胃腸の機能が低下すると、いつまでもガスが溜まったままということになってしまいます。他にも、頑固な便秘が腸内にガスを留めておく原因になるでしょう。空気をたくさんのみ込むというのは、早食いしたり十分に噛まずに食事をした時に起こりやすくなり、このような症状は呑気症(どんきしょう)と呼ばれています。

 

膨満感の対処法は?

早食いや便秘が思い当たるなら、それらを改善することでお腹のハリはなくなっていくと考えられます。それから、ダイエットなどで食物繊維の多い食事を心掛けていた場合も、少し控えめにすると改善していくことがあります。

また、胃腸の機能低下が考えられる場合はさまざまな対処法があります。ストレスが多いという方は、自分に合ったストレス解消法を見つけることはとても大切なことです。家にこもってばかりなら天気の良い日に外でウォーキングするのも良いでしょう。体を動かしていると腸の働きが活発になっていくのを実感できるはずです。腸の働きが良くなれば便秘の解消にもつながるので、運動を取り入れるのは非常に有効な対処法です。

 

腸活で不快感とさようなら

そして、いずれの原因にも有効な対処法となるのが腸活です。腸活がうまくいくと悪玉菌の増殖が抑えられてガスの大量発生を防止できるので、根本から解決できるということになります。まず、ヨーグルトや納豆、キムチといった善玉菌を含む食材を毎日の食生活に取り入れるようにしましょう。サツマイモの他、ごぼうやにんじんといった食物繊維を含む食品の摂取も効果がありますが、前述のようにお腹のハリの原因になることもあるので摂り過ぎは禁物です。既にたくさん食べているという方は控えるようにすることがオススメです。それから、規則正しい生活を送るというのは腸活でなくとも重要なことです。質の良い睡眠がしっかり取れれば、自律神経が整って腸の機能は格段にアップします。